当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています CRA

【現役のCRO業界人が解説】CRO業界のCRAとMRの違い


この記事を書いた人

あじたまごと申します!

外資系CROでCRAとCTMをしているよ!
CRO業界の事情や就活や転職について知っている知識を発信中!

あじたまご
あじたまご
  • 新卒で大手内資系CROに就職
  • 毎月残業80時間越えで疲弊
  • 不安いっぱいのまま外資に飛び込み
  • 転職のコツを駆使して環境激変!ホワイト就業中

医療業界でのキャリアを考える上で、時々学生さんから時々質問を貰いますが、
特に多いのが、CRA(臨床開発モニター)とMR(医薬品情報担当者)の違いについて。

これらの職種は、医療分野における新薬の開発と普及に必要不可欠な役割を果たしています!

今回は、現役CRAの視点から、CRAとMRの仕事内容とその違いについて、より詳細に解説します。

学生時代の友人にはMRさんが多数いるんだ!
だから、MRさんの実際の声も合わせて反映していくよ!

それではいってみよう!

あじたまご
あじたまご

この記事のポイント

  • CRAとMRの業務の違いがわかる
  • CRAとMRのキャリアが見える
  • CRAとMRの待遇の違いがわかる

CRAとMRの違い:主な違いを3点解説

あじたまご
あじたまご

まずは主な業務の違いについて解説していくよ!

  • 医薬品業界における役割の違い
  • 職務の違いによる、日常業務の違い
  • 勤務体系とキャリアパスの違い

医薬品業界における役割の違い

CRAは、新薬の開発プロセスにおいて、未承認の薬の有効性や安全性を評価するための臨床試験を監視し、管理します。

例えば、新しいがん治療薬の候補となる薬剤の効果を評価するために、
CRAは複数の病院で行われる治験の進行を監督し、データの収集と分析を行います。

その中で医師と、新薬候補の効果について協議をする事があったり、
新薬候補の安全性について、協議をすることがあります。

一方、MRは、既に承認された薬の正しい使用法や最新の医学情報を医師や薬剤師に提供し、製品の適切な使用を促進します。

例として、新しい糖尿病治療薬が市場に出た際、
MRはその薬の特徴や利点を医師に説明し、患者の治療に役立ててもらうための情報提供を行います。

その中で医師や薬剤師から上がる薬品に対しての質問に回答したり、
発注数等を管理したりします。

CRAの役割

  • 未承認(承認前)の薬剤を主に取り扱う
  • 治験フェーズを担当し、データの収集や分析、医療機関の治験を監督する

MRの役割

  • 承認済みの薬剤を主に取り扱う
  • 流通のフェーズを担当し、上市された薬の正しい使用法や効果などの情報を医師に提供する

職務の違いによる日常業務の違い

CRAの日常業務は、治験プロトコルに基づいた治験進行の確認、データの収集と分析、
治験施設の監査応対など、研究に関連する業務が主になります。

CRAは、治験が規定に従って正確に実施されていることを確認するため、
細かいデータチェックや報告書の作成に多くの時間を費やします。

CRAが行う医療機関向けの治験プロトコルに関するトレーニングは、
未承認の薬剤の適切な使用方法等を、医療機関スタッフが学ぶ重要な機会となるよ!

MRの業務は、製品の特性を理解し、その情報を医療従事者に伝えることが主な業務の内容となります。
MRは、医師や薬剤師との関係構築に努め、製品の適切な使用を促進するための教育活動や情報提供を行います。

MRが行うプレゼンテーションや製品説明会は、
医師や薬剤師、その他の医療従事者が最新の治療法について学ぶ重要な機会の1つとなるよ!
そう考えるとちょっと似た場面もあるね!

勤務体系とキャリアパスの違い

CRAとMRでは、勤務体系やキャリアパスにも顕著な違いがあります。

CRAはプロジェクトベースで働くことが多く、治験の監視のために国内を頻繁に移動することもありますが、
基本的には転勤はなく、出張として全国を担当し対応することが多いです。

そのため、担当施設を多数持つようになると、
泊まりでの出張が度重なることが多く、マイルなどが貯まる良い面と、移動疲れする悪い面の両方が見受けられます。

また一方で、データ管理や報告書の作成などのオフィスワークも多いです。

出張は好き嫌い結構分かれるポイントかも!
出張で全国の美味しいものを食べれる!って喜んでる人もたくさんいるよ

あじたまご
あじたまご

MRは、製品の普及と医療従事者との関係構築を目的として、日々多くの医療機関を訪問します。

エリア単位で配属、活動することが多く、
担当のエリアに配属されると、そのエリアの支店がある地域に転勤を行うことが多いです。
外勤は、泊まりではなく日帰り単位で担当のエリアを車で回ることが多く、
運転ができる事もMRの重要な側面と言えます。

数年ごとに担当エリアが変わることもあり、
色々なところへ友達も転勤している印象だなぁ
色んな地域に住んでみたい人にはかなり向いているかも!

あじたまご
あじたまご

担当エリアの病院へ頻繁に通うことで、MRは医療従事者と密接な関係を築くことができ、
医療現場のニーズやフィードバックを直接聞くことが可能になります。

一方MRも、もちろんオフィスワークでの報告書作成や、資料作成も発生します。

CRAとMRの待遇面での違い

次に待遇面での違いについて解説していきます。
気になるお給料面や福利厚生について深掘りしていきましょう。

  • 給与の違い
  • 福利厚生の違い

給与の違い

結論として給与面では、同年代で比較するとMRが高い水準の確率が高いです。

会社にもよりますが、
CRAの給与は基本給と固定のボーナスで構成されることが多く、
直接的な業績や個人の活躍に基づくインセンティブは少ない傾向にあります。

企業によっては、年度末に業績に準じたボーナスもでますが、
比較的金額面は毎年固定されている傾向にあり、1ヶ月分前後の変動しかありません。

これに対してMRは基本給に加えて、
業績に応じたインセンティブや、支店ごとのインセンティブ等が支給されることが一般的です。

ボーナスも業績に応じてにはなりますが、コロナ禍では大きくボーナスが上がった企業もある様です。
全体の手当てもCRO業界のCRAより充実している会社が多く、
給与面では、MRに分があります。

もちろん業界で言えばCROのCRAも、給与は高い水準にあるよ!
CROだからと言って、悲しむほどのポイントでは無いよ!

あじたまご
あじたまご

福利厚生の違い

結論として、こちらも待遇面では製薬会社のMRの方が高い水準の印象です。

福利厚生に関しても、MRは製薬会社に勤めることが多いため、福利厚生が充実しているケースが多いです。
会社によっては持ち株会などのストックオプションや、スポーツジムが低価格、時には無料で使用できるなんてケースもある様です。

もちろん会社によりますが。

CRO業界のCRAは、基本的によくある企業の福利厚生パックのようなものが付いているケースが多く、
企業特有の福利厚生は少ない印象です。

なお、CRAには転勤が少ないというメリットがありますが、
その分住宅手当などの待遇は浅い会社が多いです。

外資系のCROでは、自己学習や健康管理に毎月数万円単位で会社が補助を出してくれる会社もあるので、
必ずしも、MR >CROのCRAで待遇が決まっているわけでは無いよ!

あじたまご
あじたまご

まとめ

CRAとMRは、それぞれが医療業界において重要な役割を担っています。

職務内容、日常業務、勤務体系、給与、福利厚生の面で大きな違いがあり、
自分の興味やキャリアプランに合わせて選択することが重要です。

もちろん、業務内容の合う、合わないも人によってあるため、
どっちに勤めることが正解!という答えはありません。

この記事が、CRAやMRという職種に興味を持つ方々にとって有益な情報源となり、医療業界でのキャリア形成に役立てば幸いです。

おすすめ記事はこちら!
CRAについてもっと知りたい方はこちらも

-CRA