こんにちはあじたまごです!
CRA(臨床研究モニター)として働く中で、一度は辞めたいと感じることのある職業。それがCRAだと思っています。
実は私も数年前に一度辞めたくなった時期があり、
いくつか他の業種の面接など受けている時期がありました。
CRAが直面する業務の厳しさや精神的な負担は、けっこう大変なものも多く、3年目くらいから、理由は異なるにしろ退職者が増える時期となります。
今回は、自分が辞めたいと思っていた時の経験も踏まえて感じたこと、
退職を考えた際知っておきたいことや、
辞める前に考えておきたい内容を解説していきます。
CRAが直面する辞めたいと感じるポイント
CRAの職務は、責任感と、プロジェクトによっては厳しい労働環境に晒されるよね。
ここでは、CRAとして退職を考える際に一般的に直面する理由とその背景について掘り下げるよ。
- 長時間労働と休日出勤
- 通常業務に加えて突発的な業務が多いストレス
- 業務の重圧/精神的な負担
- キャリアの見通しと限界感
- 職場内での立場と関係者との板挟み状態
長時間労働と休日出勤
CRAの仕事は、新薬の開発プロセスに関わるため、プロジェクトのデッドラインに追われ、プロジェクトによっては長時間労働が要求されます。
炎上しているプロジェクトや、緊急の問題が発生すると、休日出勤も避けられなくなります。
これが精神的及び肉体的健康に悪影響を及ぼし、職場での燃え尽きを引き起こすことも少なくありません。
CRAって責任は重大。緊急対応が必要な場面も多い。
嫌になること多いよね。
適切なワークライフバランスの管理が、長期的に働くための鍵だよ。
通常業務に加えて突発的な業務が多いストレス
日々のルーチン作業に加え、突発的なタスクが頻繁に発生することは、CRAの仕事のあるあるです。
例えば、試験のデータクリーニング、予期せぬ監査。
これらは計画されたスケジュールを狂わせ、ストレスを増加させます。
時には、依頼者からの過剰な要求、、、
なんてこともありますよね。
業務の重圧/精神的な負担
データ関連や審議資料関連の業務では高い精度と厳密さ、厳しいタイムラインを要求されます。
治験の適切な管理と正確なデータ収集は、重大な健康影響を及ぼす可能性があるため、極めて重要視されています。
この高い責任感は、CRAに多大な精神的負担を与えます。
はじめてのデータクリーニング。
ミスが発覚して、地方まで再SDVへ行っている同期、
依頼者からめちゃくちゃに怒られたみたいで、大変そうだったなぁ。
キャリアの見通しと限界感
多くのCRAはキャリアアップの道が限られていると感じています。
特定の専門分野での経験は豊富に積めますが、
それが他の分野への転職や昇進に直接結びつかないこともあります。
このような状況は、キャリアの見通しに対する限界感を感じさせることがあります。
CRAは専門性が高い一方で、他の職種へのスキルの移行が難しいと感じる方が多数。キャリアプランニングは慎重に行う必要があります。
職場内での立場と関係者との板挟み状態
CRAはいつも依頼者(製薬会社)と医療機関の間で板挟みになります。
これは、双方からの異なる要求と期待に挟まれている状況で、交渉や調整が頻繁に求められます。
この立場は、職場でのストレスを増加させ、職務満足度を低下させる要因となります。
CRAを辞めたいと感じた時、移すべき行動
退職とは、逃げ出すことではありません。
もちろん退職以外の道も複数あります。
『もう辞めたい!』と感じた時、すぐに辞めてしまうことも1つですが、
失敗しないために、まずは冷静にその後のことを考える事が大切です。
ここでは、CRAが辞めたいと感じた際に考えるべき対処法に焦点を当てます。
- 再確認すべき自身の人生とキャリアパス
- 異動や社内転職を検討するメリットとデメリット
- 業界内他社への転職
- CRAを完全に離れるキャリアチェンジ
- 精神的な健康を保つための自己ケア方法
再確認すべき自身の人生とキャリアパス
やめようと決心した時、一度自己のキャリアパスと改善したいポイントを一度紙に書くことをお勧めします。
自問自答は、現在の職務における価値と自身のキャリア目標を見極める手助けとなります。
この辺りをはっきりさせておきましょう。
異動や社内転職を検討するメリットとデメリット
社内での異動や転職は、環境を変えることで新たなモチベーションを得る方法です。
しかし、この選択が必ずしも容易ではない場合もあり、新しい役職や部署が自身のスキルや興味と必ずしも合致するとは限りません。
ちなみに、私が転職を考えた時、
給料が下がる事が、やっぱり1番のネックになっていたよ。
業界内他社への転職の可能性と注意点
業界内での転職は、経験を活かしやすい選択肢ですが、同時に業界特有の問題に再び直面するリスクも伴います。
CRO業界ですと、結局のところCRAの人数が足りておらず、総合職で入社してしまうと、CRAとしてのスタートを進められることもしばしば。
他社への転職を検討する際は、信頼できるエージェントとしっかり組んで、
自分の求める条件をしっかりと把握することが重要です。
CRAを完全に離れるキャリアチェンジ
CRA、CRO職を完全に離れて全く新しい職種に挑戦することは、大きな転換点となります。
これには、新たなスキルの習得や異業種への理解を深めることが必要とされます。
実際20代であれば、第2新卒枠として引く手は多く、UZUZなどをうまく利用することで、
うまく転職することができるでしょう。
UZUZはITをメインとした第2新卒向けエージェント。
これからの時代で伸びてくる業界でかつ、在宅が狙える仕事ではあるので、もし気になれば無料登録をしておくと吉だね
精神的な健康を保つための自己ケア方法
職場のストレスが高まる中、自己ケアは非常に重要です。
適切なストレスマネジメント技術、定期的な休息、趣味や運動など、精神的健康を保つための方法を取り入れることが勧められます。
1番のおすすめは趣味を持つこと
リフレッシュできる趣味を複数持つことが大切みたいだよ!
辞めた後のキャリアプランの具体例
CRAを辞めた後のキャリアは多岐にわたります。退職後の道筋として具体的な事例を紹介し、新たな可能性を模索します。
- CRAから異業種へのキャリアチェンジ成功事例
- 同業他社でCRAのまま条件を改善して働く方法
- CRAとしてのスキルを活かせる同業の職種
- リスキリングを通じてのキャリア再構築
CRAから異業種へのキャリアチェンジ成功事例
多くのCRAは医薬品業界特有のスキルを活かして、異なる業界へも転職を果たしています。
例えば私の知り合いの例ですと、元々の英語力と医薬品に関する知識を掛け合わせて、外資コンサルティング業界に従事しています。
他にも事例として、元CRAの同期が整合性確認のスキルをアピールしつつ、
金融業のデータサイエンティストとしてキャリアを築いているケースもあります。
このようにCRAで働いていた能力を他業種に活かすことは不可能ではありません。
同業他社でCRAのまま条件を改善して働く方法
このケースが最も多いと思います。
一部のCRAは同じ業界内で条件の良い他社に転職することでキャリアをリフレッシュします。
より良い労働条件、給与、ワークライフバランスを提供する企業への転職は、
ライフワークバランスの質を大きく向上させることがあります。
実際私はこのケースで転職を成功させたよ!
転職エージェントをうまく使うことで、希望の条件にあった企業のみに申し込みをかけたよ!
CRAとしてのスキルを活かせる同業職種へ転職
CRAのスキルセットは、特に品質管理や規制遵守が重視される他の医薬職にも適用可能です。
例として、ファーマコビジランス、品質保証、データマネジメントなどの分野で成功を収めている元CRAが多数います。
利点としては、給与がそこまで下がらないこと。
実際の業務経験を活かしつつ取り組めること。
それぞれの業務には別の大変さがあることはもちろんですが、
向き不向きを考えた際に、施設との交渉よりも、依頼者やPMDAとのやりとりの方が向いている方であれば、
大いに活躍できるはずです。
リスキリング通じてのキャリア再構築
一部の方は、資格取得や高度なWebスクールなど通じて、全く新しいキャリアへと進むことを選択します。
最近ではリスキリング(新しいスキルの取得)について、政府も補助金を出しているため、
まったく新しい業種へ挑戦することも可能です。
CRAを辞めたい時に考えたい内容:まとめ
- CRAとしての職務の厳しさと退職理由:
- CRAの仕事は、極めて高いプレッシャーと要求の下で行われ、長時間労働や休日出勤が常態化しています。これにより生じる精神的および身体的な疲労が、多くのCRAに退職を検討させる主要な理由となっています。
- 対処法の模索と今後の選択肢:
- CRAが直面する職務の課題に対処するためには、自身のキャリアパスを再評価し、必要に応じて内部異動、業界内での転職、または全く新しい職種への転向を検討することが勧められます。各選択肢のメリットとデメリットを理解することが重要です。
- 職場でのストレス管理と精神健康の維持:
- CRAとしての職務に伴うストレスは避けがたいものですが、適切なストレスマネジメント技術を身につけ、定期的な休息や趣味を通じて精神的健康を保つことが、長期的なキャリア維持には不可欠です。
- 退職後のキャリアパスの具体例と成功事例:
- CRAを離れた後のキャリアは非常に多岐にわたります。医薬品業界のスキルを活かしてITやコンサルティング業界に転職した例、条件の良い同業他社への転職、専門職への転身などの成功事例もあります。
- スキルアップと再教育のチャンスの活用:
- CRAとしての経験を活かしつつ転職もしくは、資格取得やwebスクールを通して新しい職種や専門分野への道を開くことも可能です。