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CRA(臨床開発モニター)の業務1日の流れ 〜内勤編〜

臨床開発モニター(CRA)の業務一日の流れ 〜内勤編〜

みなさんこんにちは。
現役臨床開発モニターのあじたまごです。

あじたまご
あじたまご

何かと外勤のイメージの多いCRAですが、月の半分以上は内勤業務です。

この記事では、CRAがどのように日々を過ごし、
どのような業務に取り組んでいるのかを詳細に解説します。

CRAの仕事に興味がある方、CRAを目指す方にとって、ちょっとした参考になれば嬉しいです。

この記事のポイント

  1. CRAの繁忙期と閑散期の1日の違いを明確に解説。
  2. 平均的な1日のスケジュールとその中での主要な業務を詳述。
  3. CRAの業務における時間管理と効率化の重要性に焦点を当てる。
  4. CRAに求められるスキルと個人的な成長の機会を探る。
  5. CRAのキャリアパスと仕事のやりがいについて考察。

こんな質問も多数もらうよ!

  • CRAに興味があるけど、実際の仕事内容がわからない
  • 外勤ばかりのイメージだけど内勤業務もあるの?
  • 1日の残業はどれくらいなの?

転職サイトによる解説が多い中、実際に現役CRAが書いている記事は少ないので、
ぜひご参考あれ!

あじたまご
あじたまご

CRAの繁忙期の1日

まずは繁忙期!試験開始 施設の立ち上げ時期

はじめに繁忙期の、タイムスケジュールでCRAの1日を解説していくよ!

あじたまご
あじたまご
  • 繁忙期の朝のルーティン
  • 昼前の業務処理
  • 夕方の業務から終業時間に向けて
  • CRAの忙しい時期はいつですか?

繁忙期の朝のルーティン

8:30〜10:00

出勤メールの確認
フレックス制度の企業が多いですが、朝からしっかり出勤します!
病院事務局、IRB事務局、CRCや医師からの新着メールを確認し緊急業務が無いか把握します。

ポイント

繁忙期の朝は、メールチェックや日程の確認から始まります。
CRAは多くのプロジェクトを同時に管理するため、
朝一番で最新の情報を把握し、優先順位を決定することが重要です。

とくに立ち上げの時期は、資料の作成、資料の確認作業等が短いタイムラインで頻繁に発生します。
1施設ならまだしも、経験者なら3施設は当たり前、
新卒でもいきなり2施設、3施設を担当させらることも。最初の難関ポイントとなります。

昼前の業務を処理

10:00〜12:00

施設へ業務依頼メール
初回IRB(治験審査委会)までに施設で作成してもらう必要がある資料の作成を依頼します。
施設側にミスが起こらない様、的確な指示を
簡潔に失礼の無いメールで伝えるのがCRAの腕の見せ所。
新卒社員などは先輩社員にメールチェックをしてもらいます。

資料の作成 トラッキング表の入力
もちろんCRAも初回IRBに向け、様々な資料を作成します。
資料の作成状況は社内のトラッキング表にしっかりと入力します。
入力漏れは管理者からのフィードバックの対象になりますので、忘れずに!

ポイント

昼前は、治験関連の資料作成やデータ管理、
依頼事項を含めた医療機関とのコミュニケーションなどが中心です。
繁忙期は特に、タイトなスケジュール管理と効率的な作業が求められます。

12:00〜13:00

お昼
やっとお休み、お昼ご飯!
なんて甘いことは言っていられません。
繁忙期は、施設や製薬会社からの連絡が頻繁にきます。
忙しい時期はコンビニ飯やお弁当をデスクで食べながら作業することも。
ブラック企業だ!なんて言いたくなりますか??

夕方の業務から終業時間に向けて

13:00〜15:00

資料作成・確認依頼・確認
午前中の業務の続きですね。
施設によっては、資料が仕上がっているところもあり、メールが届いてます。
試験によっては、仕上がった資料を製薬会社のグローバルチーム(海外本社)に
確認依頼をだします。
英訳作業が必要になることがありますが、基本的に英訳チームがついていることろも最近は多いです。

15:00〜16:00

プロジェクトミーティング
さすがに毎日ではありませんが、この時期は頻繁にプロジェクトミーティングがあります。
内容はざっとこんな感じです。

  • 試験の共有事項
  • スケジュールのすり合わせ
  • 疾患の勉強会
  • システムの勉強会
  • チームビルディング

などなどです。
最初は2時間くらいミーティングに時間を割くこともあります。

16:00〜18:00

書類作成
みなさん、またかと思ってませんか?
またまた資料作成です。
施設からプロトコル(地検実施計画書)や治験薬についても質問が来ているかもしれません。
プロジェクトミーティングで確認しておけば、施設からの質問も答えられるはずです。

レポート作成
施設との書類の授受や、書類作成依頼など、重要な連絡のやりとりをレポートに残します。
コンタクトレポートなんて言われたりします。
国際共同治験や、依頼者企業がグローバル企業だったりすると、英語で書くことが多いです。
毎日しっかり書いておかないと、あとあと後悔することになります。

資料の保管
施設から入手した資料をアーカイブシステムへ保管をします。
保管漏れも、依頼者や管理者からの指摘の対象に!
その日の資料はその日のうちに処理するのが、忘れ防止の第一策です。

19:00〜21:00(だいたい)

帰宅
1日お疲れ様でした。
こんな感じで1日が終わります。
経験の状況や、試験の状況、施設数によっては、23:00頃まで仕事をしているなんてことも。
繁忙期はやっぱり大変ですね。
残業は1日平均すると3時間前後ですかね

ポイント

夕方は、日中の業務のフォローアップや翌日の準備に充てられます。
・ 明日やる業務をどこまで把握し、管理できるか
・ その日の業務や処理をその日のうちに対応できるか
この2点がかなり大切!
繁忙期は残業が増える傾向にあり、時間管理がカギとなります。

CRAの閑散期の1日:リラックスした働き方ができる職種

お次は閑散期! 落ち着いた時期はリラックスした働き方
  • 閑散期の朝のスタート
  • 昼間の業務 - リラックスした働き方
  • 夕方の業務と早めの終業
  • CRAの出張頻度はどのくらいですか?

閑散期の朝のスタート

10:00過ぎくらい

出社
フレックスタイム制を導入している企業が多く、
出社時間は、自由です。
11時頃に来る人や、朝7時から来る人も居ます。

午前休を使って午後から出社なんて日も!

メールの確認
プロジェクト、病院事務局、IRB事務局、CRCや医師からの新着メールを確認します。
緊急の用事がなければ、基本的には業務連絡や、飲み会のお誘い、社内メールを確認します。

ポイント

閑散期の朝は、繁忙期ほどの急ぎではなく、計画的に1日をスタートさせます。
この時期は、新しいスキルの習得や自己啓発に時間を割くことも可能です。

昼間の業務 - リラックスした働き方

結論:比較的ホワイトな内勤業務 〜当たりはずれは激しい〜

10:00〜12:00

レポートの作成
直近の外勤のレポートや、コンタクトレポートを処理します。
普段から書いていれば作業自体もすぐに終わります。
午前中に書き終えたら、午後がより楽になるはずです。

トラッキング表の確認
作業の対応漏れがないかトラッキング表をサッと確認。
度々ですが、
入力もれは管理者からのフィードバックの対象になりますので、忘れずに!

ポイント

閑散期の昼前は、治験のフォローアップやデータの整理、レポート作成などが中心です。
この時期は、比較的リラックスしたペースで業務を進めることができます。

12:00〜13:30

お昼
お昼ご飯!
近くのお店のランチや、近くのホテルのランチ、同僚とちょっと遠くの有名店など、
ランチを思いっきり楽しめます。
コンビニ飯で済ませて、リラックススペースでお昼寝する社員も居たり。
ホワイト企業だ!なんて言いたくなりますね

夕方の業務と早めの終業

13:00〜15:00

今後の予定の確認
午前中の業務の続きです。
午前に作業が終わっていれば、今後発生する業務を少し進めておいたり、
作業を楽にするツールを作成したり、
ちょっと勉強会でも開いてみたり、
いろんなことができちゃいます。

15:00〜16:00

帰宅
1日お疲れ様でした。
上司から「え!?もう帰るの??」
そんなこと言われません。
こんな感じで1日が終わります。
映画を見に行っても、早く帰ってジムに行っても、
なんならお酒を飲みに行っても起こられません。もちろん自分の仕事が回っていれば。

残業はフレックスタイム制を導入している会社では1日平均すると-1時間前後ですかね

ポイント

業務閑散期の夕方も、その日の業務のまとめと翌日の準備に時間を使います。
早めの終業が可能な日もあり、ワークライフバランスを保ちやすいです。

他にもCRAの1日に対していただいたQA

大体はこんな流れ 〜平均的な1日〜
  • CRAの忙しい時期はいつですか?
  • CRAの出張頻度はどのくらいですか?
  • CRAに向いている人は?

CRAの忙しい時期はいつですか?

まとめると、CRAの忙しい時期は、以下の2点

  • 新しい治験の立ち上げ時期
  • データ収集の締め切りが近い時期

これらの時期は、業務量が増加し、時間管理と効率化が特に重要になります。

CRAの出張頻度はどのくらいですか?

CRAの出張頻度は、担当するプロジェクトや治験のフェーズによって異なります。
一般的には少ないと月に数回、多いと週に2−3回程度の出張があります。

試験によってはモニタリング頻度が減っていく試験もあり、閑散期は出張の頻度が減る傾向にあります。

CRAに向いている人は?

CRAに向いているのは、時間管理能力、コミュニケーションスキル、細部への注意力を持つ人です。
また、柔軟性とストレス耐性も重要な特性と言われております。

ただ、もちろんどれもがパーフェクトでなくても、仕事はできますし、
コミュニケーションが苦手でも、伝えるべき事柄が伝われば、医師は十分と考えてくれています。

結論:CRAの1日の流れ - 内勤編の全貌

  1. 繁忙期と閑散期の違い: CRAの1日は、繁忙期と閑散期で大きく異なり、それぞれに適した時間管理と業務の優先順位付けが重要です。
  2. 日々の業務内容: CRAは、メールチェック、データ管理、モニタリング、報告書作成など多岐にわたる業務をこなします。
  3. 時間管理の重要性: 効率的な時間管理はCRAの成功に不可欠であり、特に繁忙期には業務の優先順位付けが重要です。
  4. CRAに求められるスキル: 優れたコミュニケーション能力、細部への注意、柔軟性、ストレス耐性がCRAには必要です。
  5. キャリアパスとやりがい: CRAは多様なキャリアパスを持ち、治験の成功に貢献することで大きなやりがいを感じることができます。

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